こんにちは、Takeruです。
私は世界最北の大学、スバールバル大学へ留学しています。
今回は、休日に参加したクルーズツアーの出来事について書きたいと思います。
スバールバル諸島では、5月から9月にかけてたくさんのクルーズツアーが開催されています。
この時期にしか開催されない理由は、この時期が白夜、また季節が夏なので気温もあまり下がらないことが要因となっています。
ツアー当日、ピックアップをしてもらい、船乗り場へ向かいます。
ツアー参加者は40人ほどでした。船に乗り、ロングイヤービーンを離れます。
船内ではスナックやコーヒーを買うことができます。
この時期は鳥も多く、運が良ければクジラなどに出会うこともできます。
船に乗り3時間くらいすると、氷河が見えてきました。この氷河はNordenskiöldbreenという氷河で、Billefjordenというフィヨルド内からみえる氷河です。氷河付近でお昼ご飯を食べました。
氷河の淵、海に面しているところにはシロクマがいることが多いです。今回のツアーでは3匹のシロクマに出会うことができましたが、遠すぎて私はほとんど認識できませんでした。
お昼ご飯を終え、氷河から離れると次に向かうのはピラミデンです。
この街は、かつて石炭業が盛えた街で、1910年にスウェーデンにより街が開発され、1927年にソ連が買い取りました。しかし、スバールバル内で飛行機墜落事故が起き、搭乗していたのはこの鉱山の従業員でした。これが大きな原因で、1998年にこの街は閉じてしまいました。
現在は、クルーズツアーの観光スポットとして使われており、街の中には小さなお土産ショップ、ホテルがあります。
ツアーに申し込む時に船の復路変更ができたので、泊まることもできるみたいですが、このツアーは週2回開催されるため、次にロングイヤービーンに帰るのは少なくとも3日後です。
また外を歩く際はライフルを持ち歩かなければならないため、泊まったとしてもほとんどホテル生活になりそうです。
ピラミデンは現在ホテルスタッフが数名滞在していますが、街は1998年から使われていない施設がたくさん残っています。
ツアーではいくつかの建物にも入ることができます。
街の中を1時間程度探索し、お土産を購入したら船に乗り、帰ります。
何の音もしないこの街に、残っている人々の生活の跡を見ると、とても不思議な感覚になりました。
ツアー時間は11時間、朝8時半出発し、ロングイヤービーンに帰ってきたのは19時でした。
暗くなることがないため、本当にツアーに参加していたのか、11時間も経ったのかわからなくなりました。
そんなクルーズツアーinピラミデンでした。
次回は「ロングイヤービーンを探索、スーパーやお土産」について書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
Takeru