こんにちは、Takeruです。
私は世界最北の大学、スバールバル大学へ留学(2022年8月〜2023年6月)しています。
今回は、街の中を探索した様子をお伝えします。
ロングイヤービーン(Longyearbyen)は、世界最北の街として知られています。そのため、レストランやスーパー、教会といった施設に世界最北という枕詞がつきます。お土産もここで買えば、世界最北というネームバリューを手に入れることができます! 石でさえも。
世界最北の炭鉱で採れた石炭は手のひらサイズの瓶に詰められ、2000円くらいで販売されていました。
買う人はいるのでしょうか?
いました。
ネームバリューに乗りすぎて、よくわからないお土産もたくさんありますが、もちろんお土産として嬉しいものもあります。
まず、この街の全体図とメインロード、スーパーを紹介したいと思います。
街の面積は飛行場も含めて242km^2、札幌の1/5です。実際にライフルなし歩くことのできる街の範囲は半分くらいの120km^2でしょうか。
上の図のオレンジ線で囲まれた部分がライフルなしで歩くことのできる範囲です。
そして、この街のいわゆるメインロードがこちらです。
銅像が立っており、左手には酒屋さん、スーパーがあり、右手にはコンビニやカフェ、スポーツショップ、花屋さん、美容院、ドラッグストアなどが集まっている建物があります。
この通りには、郵便局、Tax Office、図書館、映画館もあります。
またスポーツショップや雑貨屋さんもこの通りにあるので、街に訪れると必ず行く場所と言えるでしょう。
この街には、教会もあります。メインロードから少し離れていますが、歩いて行くことができます。
街の端から端までは歩いて30〜40分くらいです。
一日あれば街の中の観光は出来てしまいます。
世界最北と聞くと僻地を想像するかもしれませんが、スーパーでは日用品から野菜、果物、お肉といった食材を買い揃えることができます。
飛行機の定期便は飛んでいるため、生活基盤の整っている場所です。
時々悪天候で飛行機が飛ばなくなると、スーパーが品薄になります。
この街の変わっているところの一つに、酒税がかからないことが挙げられます。日本よりもビールを安く買うことができます。しかし、1人あたり買うことのできる量が決まっています。ビールは500ml缶12本/1ヶ月など
アルコールカードというものが住んでいる人に発行され、買うたびに記入されます。
旅行者は来た時の飛行機のチケットがあれば、買うことができます。
街は海沿いなのでビーチもあります。白夜が終わった9月ごろは、日が沈むのが12時くらいです。この時間に海に行くとちょうど太陽が海に沈んでいく様子を見ることができます。
ビーチにはシャーベットになったクラゲもいます。冬には凍った魚が落ちてたりします。
季節によってみえるものも変わります。今回は基本的な情報+8月〜9月に撮影したものに照準を当てました。
街の基本的な情報は以上のようになりますが、大自然の中にいることを忘れてしまうぐらい整っている小さな街です。
この街は自然の中のとある部分を人間が住むために開発してきました。(ここは先住民がいません。)
街の中にシロクマが現れることもありますし、街が雪崩の被害に遭うこともあります。
ここでは、厳しくも綺麗な自然に出会うことができます。訪れる際はぜひ街の中を歩いてみてください。
今回は街の情報について書きました。
次回は「大学でのフィールドワーク ニーオルスンという街」について書こうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
Takeru