こんにちは、Takeruです。
私は世界最北の大学、スバールバル大学へ留学しています。
今回は「白夜」「スバールバルの動物、植物」について書きたいと思います。
ロングイヤービーン(Longyearbyen)は北緯78度に位置します。
あまりピンとこないかもしれませんが、南極の昭和基地があるのは南緯69度、ドームふじ基地が南緯77度なので、ドームふじ基地の北極ver.と考えると想像が少しつくでしょうか。
どれだけ北なのかというと、北極星が地平線から78度の位置にあります。ほぼ真上です。
日本だと地平線から約40度、空を少し見上げると北極星が目に入ると思います。
ここスバールバルでは、北極ならではの現象や生物を見ることができます。
・白夜 - midnight sun
北緯66度より上は地軸の傾きの影響で、太陽が1日中昇る「白夜」と太陽が1日中沈む「極夜」と呼ばれる期間が1年の間にあります。実際にスバールバル諸島では4月末から8月末の約4ヶ月間が白夜で、10月末から2月末までの約4ヶ月間が極夜です。
私は8月の頭にスバールバルに到着したため、その時は白夜で、1日中ずっと明るかったです。
実際に私が撮影したタイムラプスの動画です。
この動画は夜10時から朝5時までをタイムラプスにしたものです。
この時期は、たとえ夜中でも散歩をしている人をよく見かけました。
大学が16時くらいに終わり、その後18時からハイキングに行くこともありました。夜中の12時に帰ってきても、まだ明るいというなんとも不思議な感覚でした。
・「スバールバルの植物」
私は北極と聞くと、1年中雪に覆われているイメージがありました。しかし、少なくともスバールバルは8月の時点では雪はありませんでした。(氷河は残っていますが)
街の中も一見普通で、あまり北極に来た実感が湧きませんでした。
しかし、ここは紛れもなく北極です。森林限界で背の高い木は全くありません。
背の高い木はありませんが、植物は生えています。
この時期は雪がないため、他にも植物を見ることができます。ワタスゲなど、ここに生えている植物は日本だと高山植物として知られており、高山植物が海と同じくらいの高さに生えていることに大変驚きました。
写真が多くなってしまったため、動物編は次回にしたいと思います!
最後までお読みいただきありがとうございます。
Takeru